ちんや 浅草本店Chinya

明治13年創業、浅草で一番古いすき焼き店


東京都台東区花川戸2-16-1
03-3841-0010
[月~金]11:00~15:00、16:30~22:00
[土・日・祝]11:00~22:00
年中無休

オフィシャルサイト



名店会ファイル

2023年5月号掲載 FILE No.299

※内容は掲載当時のものです。メニュー内容・価格等については、各店舗にお問い合わせください。


 明治13(1880)年、浅草に牛鍋と鶏鍋の料理店として創業、明治36年からは、すき焼き専門店として内外から訪れる客に愛されてきた老舗である。料理屋になる前、江戸時代には、将軍家や大名がこぞって飼っていた愛玩犬の狆を納め獣医でもあった狆屋が、屋号『ちんや』の由来。コロナ禍での休業を経て、昨年WDIグループ・清水謙社長が暖簾を承継し現在の地に移転、旧店舗の風情を残した新装になって営業を再開した。
仕入れる肉は、生後30か月の黒毛和牛メス牛に限定。成育のピークが過ぎた枝肉480㎏以内の肉は、赤身の旨みと脂の甘味のバランスが良くなるという。脂肪の量は4等級、適度にサシが入った霜降り肉=「適サシ肉」(2017年商標登録)を使用。割下は煮詰めず、甘めだがサッパリしていて、ひと月ほど熟成させた肉とよく合う。
 すき焼きコースは、熟成赤身肉1万800円、熟成適サシ肉1万5800円、盛り合わせ1万2800円(いずれも120g)は、先付、前菜、向付、口直し、みそ椀、御飯、牛しぐれ煮、デザート。お昼のすき焼きは6800円~とお得。すき鍋御膳は3600円~。文明開化期の趣きある洋個室2室、和個室1室。個室料は4000円。大広間は貸切りも可能。館内や個室に飾られている明治開化絵、浮世絵も見応えがある。

 



ちんや 浅草本店
支配人 羽白 稔さん
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熟成適サシ肉 すき焼きセット

 「創業から143年続き、浅草で一番歴史のあるすき焼き『ちんや』の暖簾を承継し、6代目の住吉史彦氏とこれまで支えてきた料理長や仲居の皆さんと一緒に、新しい歩みを進めております。適サシ肉をはじめ、選び尽くしたすき焼き鍋を囲んで食べる素敵な時間を大切にしながら、これからも精進してまいります」と話す羽白さん。  オンラインのご注文で、ご自宅でも『ちんや』のすき焼きを楽しめる。(写真=2人前1万5800円)
https://onthedish.wdi.co.jp

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