Le Coq(ル・コック)Lecoq

飾らない、清楚な味のフレンチレストラン


東京都渋谷区恵比寿西2-7-2 ウインズビル1F
03-3770-1915
18:00〜21:00(L.O.)
不定休

オフィシャルサイト



名店会ファイル

2021年12月号掲載 FILE No.282

※内容は掲載当時のものです。メニュー内容・価格等については、各店舗にお問い合わせください。


 オーナーシェフの比留間光弘さんは19歳で渡仏し、パリやブルゴーニュの3ツ星レストランなどで8年半の修業後に帰国。『QEDクラブ』の料理長を経て1997年、パリで知り合い結婚した真由美さんと用賀に『ル・コック』を開業。再び2007年に渡仏した翌年、恵比寿に現在の店をオープン、常連客を虜にしてきた。
 定番の前菜、スモークサーモンは、タスマニア産あるいはスコッチサーモンを塩香辛料に漬けて1日半燻製して冷ましたスペシャリテ。ヒッコリーの香りと、しっとりと火入れされた質感が素晴らしい。泡立てた生クリームと塩、タバスコ、トマトで調整されたサワークリームとの相性を楽しむ。また、この時季の茨城産和栗を使ったモンブランは、メレンゲのサクッとした食感と甘さを抑えた生クリームが、濃厚な栗の味わいと絶妙なハーモニーを奏でる逸品である。
「フランスの地方にあるビストロのように家族連れで気兼ねなく、日常使いに普段着でいらして楽しんでいただきたい」と比留間シェフ。会話を邪魔しないように気を配るマダムの控えめなサービスと実力派の料理が居心地のよさを醸し出している。
 おまかせコース8,800円、Xmasメニューは1万2,000円(税サ別)。新年は2日から。ランチ事前予約可。

 


ル・コック
オーナーシェフ 比留間光弘さん
おすすめ品




季節限定のシュトーレン

 パンやデザート、プティフールまで、自ら手掛ける比留間シェフ。「お菓子づくりは趣味」という。クッキー詰め合わせからバトン・フロマージュ、フランスの地方伝統菓子も多数そろえ、店内で販売している。300円~。
 天然酵母を使ってつくる「シュトーレン」には、ヘーゼルナッツ、クルミ、1年程ラム酒に漬けたスペイン産とトルコ産レーズン、夏みかんでつくったオレンジピールなどが入ったしっとりした味わい。お買い上げ1週間後くらいが食べごろ。2,500円(税込)。

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