豆源Mamegen
名店会ファイル
2012年2月号掲載 FILE No.164
豆菓子とおかきの老舗「豆源本店」は、慶応元年(一八六五年)に創業。初代駿河屋源兵衛氏より煎り豆を中心に商い、江戸・東京の味として、永く親しまれている。平成十二年の地下鉄大江戸線開通に伴い、麻布十番商店街はより訪れやすくなった。そのシンボルともいえる同店の店先からは香ばしい香りが漂い、客足が絶えることがない。
「材料や作る工程から自分たちの仕事を見直しています」と六代目の柴田元気さん。美味しい、安い、作りたてはもちろん、食品の安全がより求められる時代。安全性を独自に調べ、ご贔屓の方からの厚い信頼に応えられるように努めている。
店頭で実演販売している「塩おかき」や、こんがりとした醤油の香りの「揚おかき」(ともに九十グラム三百六十八円~)の生地は、新潟・魚沼産のもち米をおかき用に天日干しにして加工。近年は、天候不順なので、乾燥の度合いに気を配る。米油と胡麻油を合わせた油で揚げる際、乾燥状態によって膨らみ方が違ってしまうからだ。そのために現地の工場へ何度も足を運ぶという。
自慢の豆菓子も、豆の持ち味と風味を守りつつ、幅広い層に受け入れてもらえるよう新しい味わいを提案し続けている。本店限定で「モッツァレラアーモンド」(百四十グラム五百二十五円)が発売になったばかり。
どれも手ごろな価格で、小袋入りのものから用意されているので、幾つかを組み合わせて手土産にする方も多い。「京都の花街でもちょっとした手土産に喜ばれており、東京の味として広くご利用いただいています」
五月グランドオープンの東京スカイツリーにも出店の予定。
豆源本店
代表取締役 柴田元気さん
おすすめ品
福桝
節分の時季にあわせての商品。縁起ものでもある人気の品。煎り豆が一合桝に入っている手ごろなものから、金平糖や赤鬼、青鬼のおこしが入ったものまである。
節分の豆まきをする家庭では、どこでも子どもたちが楽しみにしているものだけに、金平糖などの着色も天然由来のものに切り替え、安心して誰もが味わえ、なおかつ、美味しいものを目指している。
【価格(税込)】
●「福桝一合」六百三十円
●「福桝一合赤鬼面入り」「福桝一合青鬼面入り」七百三十五円
●「福桝一升」四千七百二十五円
※内容は掲載当時のものです。メニュー内容・価格等については、各店舗にお問い合わせください。
豆菓子とおかきの老舗「豆源本店」は、慶応元年(一八六五年)に創業。初代駿河屋源兵衛氏より煎り豆を中心に商い、江戸・東京の味として、永く親しまれている。平成十二年の地下鉄大江戸線開通に伴い、麻布十番商店街はより訪れやすくなった。そのシンボルともいえる同店の店先からは香ばしい香りが漂い、客足が絶えることがない。
「材料や作る工程から自分たちの仕事を見直しています」と六代目の柴田元気さん。美味しい、安い、作りたてはもちろん、食品の安全がより求められる時代。安全性を独自に調べ、ご贔屓の方からの厚い信頼に応えられるように努めている。
店頭で実演販売している「塩おかき」や、こんがりとした醤油の香りの「揚おかき」(ともに九十グラム三百六十八円~)の生地は、新潟・魚沼産のもち米をおかき用に天日干しにして加工。近年は、天候不順なので、乾燥の度合いに気を配る。米油と胡麻油を合わせた油で揚げる際、乾燥状態によって膨らみ方が違ってしまうからだ。そのために現地の工場へ何度も足を運ぶという。
自慢の豆菓子も、豆の持ち味と風味を守りつつ、幅広い層に受け入れてもらえるよう新しい味わいを提案し続けている。本店限定で「モッツァレラアーモンド」(百四十グラム五百二十五円)が発売になったばかり。
どれも手ごろな価格で、小袋入りのものから用意されているので、幾つかを組み合わせて手土産にする方も多い。「京都の花街でもちょっとした手土産に喜ばれており、東京の味として広くご利用いただいています」
五月グランドオープンの東京スカイツリーにも出店の予定。
豆源本店
代表取締役 柴田元気さん
おすすめ品
福桝
節分の時季にあわせての商品。縁起ものでもある人気の品。煎り豆が一合桝に入っている手ごろなものから、金平糖や赤鬼、青鬼のおこしが入ったものまである。
節分の豆まきをする家庭では、どこでも子どもたちが楽しみにしているものだけに、金平糖などの着色も天然由来のものに切り替え、安心して誰もが味わえ、なおかつ、美味しいものを目指している。
【価格(税込)】
●「福桝一合」六百三十円
●「福桝一合赤鬼面入り」「福桝一合青鬼面入り」七百三十五円
●「福桝一升」四千七百二十五円