南青山 EssenceMinamiaoyama Essence

2017年2月号掲載　FILE No.224

※内容は掲載当時のものです。メニュー内容・価格等については、各店舗にお問い合わせください。

　中国薬膳料理（写真は「タラの白子入り土鍋の麻婆豆腐」二千円：十月?三月）とワインの店「南青山Essence」は、この春十周年を迎える。
　オーナーシェフの薮崎友宏さんは、中華中医薬学会が認証する『国際薬膳調理師』ほか、野菜ソムリエ、ソムリエの資格も有する。当初は自身が体験した中国・広東省の味を追求していたが、次第に、女性に喜ばれる野菜中心の料理へと変化。ワインの持込みが増えるようになり、自らもワインの勉強を深め、料理とワインを楽しめる店となった。
　薮崎さんは、旬の食材を食べることが健康な生活を送る第一歩とする「天人合一」の考え方から、自家農園の野菜をはじめ、全国各地から送られてくる季節の恵みを提供。二〇一二年に農林水産省より『料理マスターズ』を授与され、地方の生産者と交流する機会が増えたことで、各地から素材が届くようになった。また、栃木県足利市の自家農園へ畑仕事に出かけた際には、林にも入っていき、ハーブや果物、山菜など、野生味のある力強い食材を手に入れ、畑の健康な野菜と一緒に出すこともあるという。穏やかで身体が健やかになる食本来の目的をきちんと伝えようと、食材のみならず、調味料も含め、自身が納得できる無添加のものを探し出して調理にあたっている。
　多彩なアラカルトほか、コースは、プリフィックスの「二十四節気のコース」（ランチ三千八百円、ディナー六千八百円）、「パクチー尽くしコース」「二色薬膳火鍋コース」（共に六千八百円）など。ワインは、リスト内のワインが飲み放題の「フリーフローメニュー」三千九百円もある。

 

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南青山Essence
オーナーシェフ　薮崎友宏さん
おすすめ料理




パクチー和え麺

■材料（一人分）
　パクチーペースト（パクチー…六グラム、オリーブオイル…十五グラム、粉山椒・塩・おろし生姜…各少々）、パプリカソース（黄色パプリカ…三十グラム、太白胡麻油…五グラム、ナンプラー…四グラム、レモン汁…小さじ二分の一、塩・一味唐辛子…各少々）、パクチー…四十グラム、海老…三匹、松の実…五グラム、中華麺…一玉
■作り方
①パクチーペーストとパプリカソースの材料をそれぞれハンドミキサーにかけ、パクチーは二センチに切って洗い、水気を切っておく。
②中華麺を茹でて水気を切り、パクチーペーストで和え、皿に盛る。
③パプリカソースを半量分かけ、上にパクチー、ボイルした剥き海老、煎った松の実をのせ、もう一度残りのパプリカソースをかける。

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