うなぎ はいばら築地2号店Unagi Haibaratsukiji2goten

鰻問屋直営店。築地で江戸前の蒲焼を


東京都中央区築地4-13-16
03-3546-6669
10:00~14:00(売り切れ仕舞い)

日曜日・祝日・休市日


オフィシャルサイト



名店会ファイル

2024年5月号掲載 FILE No.311

※内容は掲載当時のものです。メニュー内容・価格等については、各店舗にお問い合わせください。


 静岡県榛原郡吉田町出身の久保田才次郎氏が1958年に榛原鰻販売株式会社を創業、活鰻の卸業とともに、築地場外市場に直営小売店『うなぎ はいばら 築地1号店』を開店する。1989年には、イートイン席80席の『うなぎ はいばら 築地2号店』を開店した。
 愛知県三河産を主とした活鰻を毎日仕入れ、熟練の職人が一匹一匹丁寧に割き、手で素焼きした白焼をふっくらと蒸したあとに蒲焼きする。蒲焼の味を決める醤油やみりんなどを使ったタレは素材を生かす秘伝の味だ。和歌山県の生産者から直接仕入れる大粒の「ぶどう山椒」の挽きたてが格別の香りを添える。ごはんは、精米から1週間以内に使用する山形県産「つや姫」。卸業を祖業とする同店ならではの、初夏の早い時期から入荷する「新仔」を毎年楽しみに訪れる客も多い。
  「日本独自の工夫が施された鰻の蒲焼は、日本の伝統食です。本物の味を堪能していただくために、毎日最適な国内産活鰻を仕入れ職人技で選別・加工することで、食材、技術、食べ方に日本の伝統を加えた4つの要素を大切に、和食文化である『うな重』をご提供させていただいています」と、3代目社長の本庄さと子さん。うな重は、「梅」3,000円(吸物・新香付)、「竹」3,500円、「松」5,000円(共に肝吸・新香・肝焼付)。

 


うなぎ はいばら 築地2号店
うなぎ職人 柴田茂夫さん
おすすめ品




蒲焼・肝焼のテイクアウト

 「割き・串打ち・蒸し・焼き」。
その道一筋50年の柴田茂夫さんは、入荷したうなぎの個体を見定めて蒸し時間を決めるのが最も難しく、重要と話す。1号店では早朝6時半から焼き上げた香ばしい蒲焼と肝焼を販売。蒲焼は2,500円~。7時半からお弁当や、うな重3,500円(重箱:肝吸・新香付)を販売。限定エリアへの出前可能(要予約)。
【問い合わせ】
うなぎ はいばら 築地1号店
東京都中央区築地4-8-2
03(3541)9713
営業時間=6時半~14時(売り切れ仕舞い)



2019年8月号掲載 FILE No.254

※内容は掲載当時のものです。メニュー内容・価格等については、各店舗にお問い合わせください。


 築地で活鰻の小売と卸を手がける榛原鰻販売株式会社の直営店。  養鰻業が盛んな静岡県榛原出身の初代社長が1958年に東京で「産地直売」の会社を興した。当初は、鰻専門店への卸が中心で、直営店は蒲焼を小売する店だけだったが、1989年、築地場外に直営の飲食店を開店。昼時は100%国産の鰻に舌鼓を打つサラリーマンや観光客などで賑わう。
 母体が卸なので、成長度合いなどの情報を集め、入荷する前の鰻の状態を養鰻池ごとに把握。愛知県三河、鹿児島の養鰻業者から夜中には東京に届けられる。
 割き・串打ち・蒸し・焼きと、その道40年以上の経験を持つ柴田茂夫さんは、「ふわっとした江戸前の仕上がりは蒸しの工程で決まります。この時季なら35分ぐらいが目安ですが、鰻の腹の色や形を見て脂の乗りや肉質を見極め、蒸気のあたり具合を見ながら時間を調整しています」と言う。串打ちした鰻を白焼きし、蒸し上げ、注文に応じてタレをつけ、あめ色に仕上げていく。入口脇での本焼きが店先でよい香りを漂わせている。
 うな重は、「梅」2500円(吸物・新香付)、「竹」3000円・「松」4000円(共に肝吸・新香・肝焼き付)。タレをかけるため、やや硬めに炊き上げた、山形県産「つや姫」のお米も美味しい。
 同店の他、持ち帰り専用の販売店が築地四丁目交差点近くにある。

 


うなぎ はいばら 築地2号店
うなぎ職人 柴田茂夫さん
おすすめ品




うなぎ弁当

 店内で焼き上げるテイクアウト用「うなぎ弁当」2500円。観劇や食事帰りの手土産や、差し入れにも喜ばれている(まとまった数の場合は予め連絡を)。「うなぎ弁当」・「うな重」3500円(重箱:肝吸・新香付)は出前も可能。
【出前条件】
●エリアは丸の内周辺、銀座周辺など。それ以外は要相談。
●前々日12時までに1万円以上から受付(価格は税込み)。
【問い合わせ】
榛原鰻販売株式会社
03(3531)7241

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