鮨処 喜楽Kiraku

待場の老舗の心意気


東京都世田谷区経堂1-12-12
03-3429-1344
18:00~21:00(日曜のみ昼営業)
水曜日(火曜休みもあり)



名店会ファイル

2022年7月号掲載 FILE No.289

※内容は掲載当時のものです。メニュー内容・価格等については、各店舗にお問い合わせください。


 昭和12年(1937年)創業、今年で85年となる老舗である。経堂駅から農大通り商店街に入ってすぐの左手に店はあり、三代目の太田龍人さんがつけ場に立つ。
 「当初は出前中心の町の寿司屋でしたが、徐々におまかせでお出しするようになりました」と太田さん。20年ほど前にリニューアルし、カウンター中心の店になった。2018年から5年連続ミシュランの一つ星を獲得していることで海外からのお客様も増えている。
 長年取引をする豊洲市場の仲卸から太田さんの目利きで仕入れるのは、この時季なら房総の鮑、新子、新いか(すみいかの子)など、近海のものが中心。「おまかせ」は、刺身、焼物など6品、握り12品と玉子で1万2100円(税・サ込み)。昼の営業は日曜のみで、夜と同じ内容となる。
 清酒は学生時代から付き合いのある東京農大の醸造学科OBの蔵を中心に10銘柄ほども揃っていて、季節ごとの仕込みの味わいを楽しめる。また、こちらではシャンパーニュやブルゴーニュ、イタリアワインなどで鮨とのペアリングが楽しめ、訪れるワイン愛好家も多い。
 ワインはボトルで7700円〜、グラスの白は1320円〜、赤は1650円〜、清酒は1合1320円(全て税込み)。
 カウンター8席。予約は翌月の分を受け付けている。

 


鮨処 喜楽
店主 太田龍人さん
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玉葱おろしぽん酢

 店では鰹や焼いた太刀魚などに添えて出されるもので、オイルを加えればドレッシングになるなど、万能ダレとして便利な太田さんおすすめの一品。  ご家庭向けに作りやすい分量でご紹介いただいた。
【材料】
ポン酢(柑橘類のしぼり汁:180㏄、本醸造醤油:180㏄、酒:20㏄、鰹節・昆布:各適量)、玉葱小:2分の1個
【作り方】
①あらかじめ、ポン酢の材料を合わせておく。
②ざく切りにした玉葱と①のポン酢をミキサーにかける。


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