銀座吉兆Ginzakitcho

世界之名物 日本料理


東京都医中央区銀座2-6-12 大倉本館4階
03-3535-1177  
11:30~14:00(L.O.)、17:30~20:00(L.O.) 

年中無休
不定休あり

オフィシャルサイト



名店会ファイル

2018年1月号掲載 FILE No.235

※内容は掲載当時のものです。メニュー内容・価格等については、各店舗にお問い合わせください。


 創業者の湯木貞一氏が一九三〇年に大阪で暖簾を掲げた「吉兆」。孫にあたる店主の湯木俊治さんが銀座に店を開いたのは一九八七年のこと。その後、大倉本館に移転し、昨年十月「銀座吉兆」はオープン一周年を迎えた。
 湯木さんは「ゆとりある落ち着いた和モダンの空間で伝統と驚きのある料理を」との想いで、吉兆の伝統を受け継ぎながらも、時代に合った新しい試みを積極的に取り入れている。例えば、炭火でほどよく脂を落とした「黒毛和牛サーロイン膳」(昼・六千四百八十円)、「黒毛和牛ヒレ炭火焼懐石」(夜・二万七千円)といった和牛主体の献立や、料理に選りすぐりの清酒やワインを合わせる「美酒五銘柄利き酒セット」(五千四百円)、四銘柄の「ワインペアリング」(一万八百円)を用意。和洋中を問わずデザートにも工夫を凝らし、食後はデミタスカップでコーヒーも提供する。
 夜の懐石コースは四種で「味三昧」二万千六百円?。「亀」(二万七千円)以上は、お椀・焼き物・ごはんがそれぞれ二種の中から選べる。土日の夜には、家族で気軽にいらしていただけるようにと、懐石献立「銀ぶら」(一万六千二百円)が用意され、好評だ。
銀座通りから有楽町方面マロニエ通りへ入ってすぐ右側のビル。個室は、掘り炬燵式の和室一部屋(三名まで)、椅子席三部屋(十二名まで)、ホール席は最大二十八名までの集まりにも対応可能。観劇や買い物の合間の食事に、またクラス会や親しい方との集まりにと、様々に利用できる。室料一万八百円、持ち込みワインの抜栓料四千三百二十円。要予約。〈料金は税込・別途サービス料〉
 正月三が日は夜のみ特別献立にて営業。四日休業、五日より通常営業。

 


銀座吉兆
店主 湯木俊治さん
ご紹介商品




松花堂弁当

 松花堂弁当は、京都・石清水八幡宮の瀧本坊の住職だった松花堂昭乗が好んだとされる、四つ切り箱が器の起源。茶事に通じていた湯木貞一氏が、昭和初期に寸法と縁の高さを調節し、料理が美しく盛りつけられる工夫を重ね、茶会に用いたことから、現在の「松花堂弁当」となった。弁当といっても、箱の中に懐石の本質が見事に詰められており、自宅であっても同店の味わいが楽しめる。
【価格】一万六千二百円(税込)
※三営業日前までに要予約。店頭受け取りのみ。

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