情報区

名店会を中心とした「食」の情報コーナーです。

今月の情報

須崎文代氏翻訳建築家たちによる台所のデザインと暮らしの近代史

 


 カトリーヌ・クラリス著・須崎文代翻訳『キュイジーヌ フランスの台所近代史』(鹿島出版会)。19世紀のパリのアパルトマンや、使用人のいる上流階級の住宅から、ル・コルビュジェ、シャルロット・ぺリアン、ピエール・シャロー、レンゾー・ピアノといった建築家が手掛けた台所などを幅広く取り上げ、図版で細かく解説する。家事労働の効率化によって女性が獲得した時間と、何を失ったのか。コンパクトで機能的になり、合理化された空間で、家族の居場所はどう変化したのか。台所という空間の歴史的変容を論じられた台所史。須崎氏が原書と出会ったのは約12年前。フランスで、近代台所史専門家であるクラリス氏から贈られたもの。12年をかけて翻訳された貴重な一冊。3,850円(税込)。

●鹿島出版会
https://kajima-publishing.co.jp


奥野義幸氏の新店『DepTH brianza 』麻布台ヒルズにオープン

 


 「地産地消の食材を使い、これまで積み上げてきたブリアンツァグループの『深み』を余すことなくご堪能いただきます」と、奥野シェフ宅に招かれたかのような12席で味わい楽しめる。一斉スタートで、平日16?18時ショートコース(13,200円)、18?21時フルコース(17,600円)、土日祝12?15時ランチ、18~21時フルコース(ともに17,600円)。

●お問い合わせ・ご予約
デプス ブリアンツァ
Tel 03-6441-0148
東京都港区麻布台1-2-3
麻布台ヒルズレジデンスA棟2階
定休日=火曜・水曜(祝日は営業)


加来耕三氏新著『川路利良 日本警察をつくった明治の巨人』

 


 薩摩藩の下級武士の家に生まれながら、戊辰戦争の活躍で西郷隆盛に引き立てられ、幕末の激動の時代を生き抜いた川路利良。大久保利通の信頼も得て、維新後に警察の創設を任され、日本に近代的警察機構を創り上げる。しかし、新政府の方針を巡り西郷と大久保が対立。川路は西郷の敵となり、政府軍を率いて西南戦争へ赴く。国家と警察組織に一身を捧げ、初代大警視(警視総監)まで上り詰めた男の生涯を描く。1,056円(税込)。

●中公新書ラクレ
https://www.chuko.co.jp


『湖池屋の流儀--老舗を再生させたブランディング戦略』

 


 株式会社湖池屋代表取締役社長佐藤章氏が、入社から現在に至るリブランディングの軌跡を語る新著が発刊された(中央公論新社)。年間20億円でヒットといわれるスナック市場において、初年度に40億円の売上を叩きだした「プライドポテト」。国産じゃがいも、安売り競争下での高価格設定、自立式のパッケージデザインなど、次々とヒット商品を生み出すマーケターが明かす戦略とは。1,760円(税込)。

●中央公論新社
https://www.chuko.co.jp


株式会社中島董商店 nakato ブランド「メゾン ソワレ」新発売

 


 上質な食材でつくった美味しい料理とワインで、食事をしながら会話を楽しむ方のための新シリーズ「メゾン ソワレ」が新登場。最初からつくるにはハードルが高い本格メニューも、簡単に手助けしてくれて、アレンジしやすい調理用ソース。アクアパッツァ用、フリカッセ用、ビーフストロガノフ用の3種類で2?3人前(150g)各486円(税込)。お求めは百貨店、nakato オンラインストアで。

●ご注文
nakatoオンラインストア
https://www.nakato-onlinestore.com